「親子で楽しむ防災サッカー」in戸越小学校は、楽しくお得に防災を学ぶイベントだった。

「親子で楽しむ防災サッカー」が戸越小学校で開催。

よりみちとごしの石川です。

コロナのためのびのびになってしまっていた「親子で楽しむ防災サッカー」。

ようやく11月13日土曜日に戸越小学校で開催されました。

その様子を取材&報告です。

このイベントは防災まちづくりフェアということでサッカー・スポーツの楽しさを生かして親子で災害への備えを学ぶ防災イベントです。

防災とサッカーの関係、戸越銀座商店街が主催した意味について。

なぜ防災とサッカーなのか?この疑問は石川直宏さんが語られていました。

サッカーは日常の練習とチームワークがとても大切。練習でやったことがないことはいきなり試合できませんし、試合で戸惑わずしっかりできるようするためには日々練習することが必要です。またチームスポーツなのでコミュニケーションや助け合いが欠かせません。

防災も同じです。災害が起こったときに戸惑わないで行動するためには、普段からどこに避難するかとか必要な防災グッズは何かとかを考えて準備していなければなりません。また命や生活を守るため近くの人などと助け合うことも重要です。

このような共通点から、サッカーで体を動かし楽しみながら防災についての知識やチームで協力することを身につけようということだそうです。

そしてなぜ防災サッカーを戸越銀座商店街が主催したのかということについては、東日本大震災のときなどに商店街のお店が開いていて日常生活に必要な品が揃い多くの人の役に立ったということから、防災活動と災害時の支援活動を周辺地域の方々とともに行って戸越銀座一帯を災害に強い地域にしていこうという思いからと商店街の方はおっしゃっていました。

会場の様子と開会。

会場の戸越小学校に到着。

入り口には消毒器具。ほっとスポット戸越銀座の入り口にある機械ですね。だいぶコロナ感染者の少ない状態が続いていますが油断はできません。しっかりと対策しています。

この日はいい天気!グランドは人工芝なんですね。とてもきれい。寝転びたい気分。

荏原消防署の防災に関する展示品もあります。

開会にあたり主催である戸越銀座商店街連合会の会長山村さんの挨拶。どこぞで見た公式はっぴを着用です。

つづいて地域防災イベント「ディフェンス・アクション」を実施するHITOTOWA INC. social football COLOの津村さん。通称ツムツムとのこと。この方が全体の進行を担当。

ゲストのFC東京クラブコミュニケーターの石川直宏さん。現役時代は主にFC東京で快足サイドアタッカーとして活躍した名選手。日本代表歴もあります。

そして防災ということで東京消防庁荏原消防署と荏原消防団の方々も参加。

災害に強い家・街を作るパナソニックホームズの方々。多方面の方々がイベントに携わっています。

石川直宏さんのPKでイベント開始です。カッコイイ!!&エグいコースに決まってました。

防災ウルトラクイズでウォームアップ。

まずは運動前のウォームアップを兼ねた防災ウルトラクイズ。これで体も防災アタマもウォームアップです。出題と答え合わせはパナソニックホームズの方。

答えをABや○×に分かれて答えますが、移動の前にジョギングや屈伸などでウォームアップしてから移動。

このクイズは全7問。(答えは少し下にあります)

Q1 スーパーで地震!まずどうする? (A)外に逃げ出す (B)買い物かごをかぶって身を伏せる
Q2 消防車と救急車を呼ぶ番号は同じである? ○ か X
Q3 毎日の習慣で地震の時に役立つのは? (A)早起き (B)お片付け
Q4 地震の時、家の中で安全な場所は? (A)玄関 (B)トイレ
Q5 地震による火災が発生!戸越小学校周辺に住んでいるあなたはどこに避難する? (A)文庫の森公園 (B)消防署
Q6 熊本地震では、全壊した家は7000棟よりも少なかった? ○ か X
Q7 品川区には家の建て替え補助金制度がありますが、引っ越し費用も補助金がもらえる場合がある? ○ か X

 

問題の答えはこちら。

Q1 (B)  Q2 ○  Q3 (B)  Q4 (A)  Q5 (A)  Q6 ×  Q7 ○

正解の数だけ銀ちゃんシールが服に貼ってもらえます。結構皆さんベタベタ貼られていました。

それだけでなく全問正解した人には商品がありました。親子で全問正解。おっ戸越銀座ブランドのエコバッグですね。

バッグの中には江戸越屋さんの「粋町しょこら」「ありが東京」が入っていたようです。これらはほっとスポット戸越銀座などでも販売されている戸越銀座のおみやげものです。

全問正解以外の方にも参加賞がありこちらは「ありが東京」でした。それでも全員貰えてた~。景品結構いい!

見学者賞っていうのはないんですかね?

いよいよサッカー開始。これが防災サッカー。

いよいよサッカーパート。

まずはお互いがボールを持って近づいていきステップを踏んで横に避ける動き。

つづいて後の人がボールを出し、それに反応してドリブルして同じように横に避ける動き。

次はしりとりをしながらパス出しプラスダッシュ。相手にしっかり伝わるように大きな声でしりとりをします。マスクがあるので少しやりにくそうではありましたがコロナ禍での災害ということもありえます。

防災用備蓄品を挙げながらパス交換「パス・ストック」

続いてはしりとりの代わりに防災用備蓄品を挙げながらパス交換をする「パス・ストック」。何回パスがつながったか競争します。これは先に覚える時間を設けてのチャレンジ。パスをつなぐためにたくさん覚える必要があるので競いながら防災の知識が学べます。

パスをつなぎトラップをして、消火作業、クイズに答える「トラップ・スリー」

最後は「トラップ・スリー」。3人でパス交換しがら進み、その後それぞれがトラップ、消火作業を行い、防災についてのクイズに答え、パス交換しながら戻り次の3人に交代するというもの。

まず消防庁の方のお手本。火を消すことはもちろんだがまず「火事だー!」と大きな声で周りに知らせることもとても重要とのこと。

予めクイズの答えを考えます。

このクイズは全3問。(答えは少し下にあります)

Q1 エレベーターに乗っているときに地震が発生!まずになにをする?
(1) 全ての階のボタンを押す (2) 1階のボタンだけ押す (3) 一番上の階のボタンを押す

Q2 津波によって人が動けなくなるのは、どれくらいの高さの津波?
(1) 1メートル (2) 50センチ (3) 30センチ

Q3 目の前で火が上がっています!炎のどこに向かって消火器を当てる?
(1) 炎の先の部分 (2) 炎の根元部分 (3) 炎のすぐ下まだ燃えていない部分

 

問題の答えはこちら。

Q1 (1)  Q2 (3)  Q3 (2)

3人でパス交換。

トラップ。

消火作業。

終了後、「品川区防災地図」「しながわ防災ハンドブック」が配られ、クイズの答え合わせと解説。

興味津々で地図を開くお子さんも。

解説はパナソニックホームズの稲垣さん。

「品川区防災地図」と「しながわ防災ハンドブック」は品川区のウェブサイトでpdf、冊子を防災課やお近くの地域センターで配布しています。

「品川区防災地図」について詳しくはこちら

「しながわ防災ハンドブック」について詳しくはこちら

閉会。

何人かに感想を聞いて、

最後に参加者皆さんで記念撮影。写真の時だけマスクを取ってみんなで笑顔。

帰り際、ケーブルテレビ品川の取材を受ける参加者の方。

石川忠宏さん。

商店街の亀井さん。

帰り際、おまけのお楽しみとして消防署のガチャガチャができたようです。

また参加記念品も配られました。FC東京のクリアファイルやパナソニックホームズの絵本、他にも防災グッズとか何かとかいくつかものが入っていたと思います。

クイズにサッカーに消火活動にと大変盛りだくさんな内容でした。

参加特典も盛りだくさんでちょっとお得でしたね。

日頃から防災について意識しておくということはなかなか難しいとは思いますが、楽しかったり美味しかったりするこの日思い出の中に防災クイズや消火作業などの経験が少しだけでも残っているとよいですね。

 

この日の写真をいくつか。