可愛らしくてちょっと不思議?!前代未聞のアートフェティバル7/1(土)戸越八幡神社で開幕
あども戸越銀座うぉーかー(Twitter @adomo_t )です。
この夏戸越八幡神社に前代未聞のアートインスタレーションが登場します。
(インスタレーションとは、一点一点作品を鑑賞するのではなく、作品や装置を一定の空間に展示し空間全体を作品としてその中に入って体感・鑑賞するアート展示のことです)
戸越八幡神社は戸越銀座商店街の裏手にあり氏神様として地域の方々に親しまれる神社。
木々が茂る参道を抜けると外界の喧噪は消え、ソファーに座れば緩やかな音楽が聞こえてきます。神楽殿には華やかな季節の飾り、足元にはたまにネコがゴロゴロ。神秘的でありつつ日常的でもある境内はとても落ち着く空間。
本殿へと進むその入り口には可愛らしい「夢叶うさぎ」と「福分け猿」の像があり、訪れる人々に幸運と幸福をもたらしています。
一方、ロンドン、ベルリン、パリで活動する現代アーティストMADBUNNYを皆さんご存じでしょうか。
その代表作はドクロが宿るウサギのアート。
そうあのロックフェスでも有名なウサギ。
色使いや演出のされ方はとても現代的。
詳しく知らなくても、なんとなく目にした記憶があったりしませんか。
伝統ある戸越の神社と世界で評価される現代アート、この2つが「うさぎ」を通じて邂逅!
戸越八幡神社とMADBUNNYがコラボレーションします。
どういうこと!!??
戸越八幡神社境内にMADBUNNYのアートインスタレーション作品を展示するとともに、社務所にてMADBUNNYが手がけた戸越八幡神社×MADBUNNYの「お守り」「絵馬」「木札」がおわかちされます。
神社仏閣と現代アーティストのコラボレーションに関して、「アートインスタレーション」から「お守りなどの授与品の製作」まで行うコラボレーションは初の試みだそう。
スゴい!神社の祈りと現代アートの創造性が交わって……新たな体験が生まれるかも!?
でもちょっと待って、まだいろいろわからん!!
というわけで、アーティスト「MADBUNNY」のインタビューをご紹介します。
MADBUNNYについてや作品に込められた想い、戸越八幡神社で行うことになった経緯などがこれでわかるはずです。
インタビュー
Click here for the English translation of the interview.
◼️MADBUNNY・アートワークについて
Q : MADBUNNYはどのように生まれたのか?何故ウサギなんでしょうか。
A : 2004年にロンドン個展の準備に追われて徹夜していた時に、ぼんやりとドクロとウサギの顔とが重なって。。。きっと疲れてたんでしょうね。笑。
そんな明け方に誕生したのがMADBUNNYでした。
この作品のおかげで世界中に認めて頂き「MADBUNNY」が僕の代表作となりました。
僕の作風は「生と死」をテーマにすることが多く、作品の中に「生と死」が隠れている作品が多いのです。
そこで、ウサギは地球上で一番繁殖能力が強いので「生」のイメージ。
とっても可愛いウサギの中に骸骨を忍ばせた「死」のイメージ。そんな世界観を共存させた騙し絵になっています。
Q : 世界各地の大きなフェスティバルでMADBUNNYのアート装飾を行う事になったきっかけはなんでしたか?
A : 僕は、子供の頃からスケートボードやスノーボードの世界で活動しながら世界中を旅していて、25年前にデザイン会社を立ち上げました。
今でもアパレルや写真や映像の仕事をしているのですが、十代の頃からアーティストとして世界で勝負したいという思いがあったので、25年前からロンドンやベルリンのギャラリーを拠点に生活し活動するようになりました。
ロンドンの大きなコンテンポラリーギャラリーに所属した際に、世界の名だたるフェスティバルを手がけているイギリスのアートチームに声を掛けられ、2011年から本格的にロンドンアートチームの一員としてフェスティバルで表現するキャリアをスタートしました。
◼️戸越八幡神社とのコラボレーションについて
Q : 戸越八幡神社様に感じる魅力。なぜ戸越八幡神社様なのか?を教えてください。
A : まず。うさぎ(夢叶うさぎ)がいる神社というところに魅力を感じました。
境内にソファが置いてあり憩いの場になっている所も海外のカフェのような雰囲気を感じたり、参道が長く大きな木が豊かな感じも僕が生活しているヨーロッパの街並みのようで最高な空間だと感じました。
地元の皆さんに長く愛されているという事もとても素敵だと思います。
そして僕も35年前から今でもバンド活動をしているので、戸越八幡神社様の地元であるジェシー君(Rize / The Bonez)の存在と協力が大きかったと思います。
Q : 御守りと絵馬・木札のデザインにこめた思いを教えてください。
A : 僕は、スケートボードやスノーボード、音楽カルチャーに長く携わって来たので。
「跳守」には、うさぎらしく飛躍(跳ぶ)するというところから、跳んだら必ず着地する事が大切だと思っています。
勝負としての着地ももちろんですが。世界中をツアーして生活している僕達のようなアーティストが。
家族の元へ無事に帰る(着地)できますように!そんな思いを込めてあります。
また「幸兎」には、リボンのウサギをデザインしました。
リボンウサギは、ウサギオンライン様でも有名なアイコンにもなっていますが、戸越八幡神社様の「夢叶うさぎ」が幸せを呼ぶうさぎとも言われていると知り、訪れた人が幸せを掴めるようにという思いを込めました。
カラーは、女性的なフォルムの「夢叶うさぎ」をイメージして藤色に仕上げました。
僕達のように外で戦う男達(旦那や彼氏)を、家を守りながら心配して待っている女性達の為に。
御守りは、福井県の美術工芸品「越前織」で織られていて、通常の織物よりも更にきめ細かい繊細で美しい織りの仕上がりになっています。
絵馬・木札について
大きなフェスティバルの会場でも13年間毎年飾られているカラフルなバニー作品「BUNNY FEVER」
BUNNY FEVERは、森の中にいるうさぎをイメージして木で作られた作品ですので木製の絵馬としては最高のモチーフでした。
パンツの柄は戸越様からのリクエストもありストライプに変更していて、少しだけ雷のようなイメージにしました。
国産のヒノキで作られているのでとても良い香りもします。
Q : 今回の企画を通して、皆様にどんな感情やメッセージを伝えたいですか?
A : 神社様という神聖な場所をお借りして、アート表現(インスタレーション)を行える事がとても素晴らしい事だと思っています。
日本では、近年やっとアートを身近に感じる機会が増えてきていると思いますが、僕(MADBUNNY)が活動拠点としているヨーロッパ(ロンドン・ベルリン)では、昔から街にアート表現が溢れていて、教会などでもアートショーや音楽イベント等が日常的に行われています。
どんな場所でも。自由なアート表現を皆様に感じてもらい楽しんで頂けたら最高だと思っています。
そして何より。創建500年の由緒ある戸越八幡神社様が、僕のアート表現をフックアップしてくれた感性に感謝しかありません。
皆さん。戸越八幡神社アートフェスティバルを楽しんでください。
Click here for the English translation of the interview.
インタビューは以上です。
7/1(土)より戸越八幡神社でBUNNY達が参拝する方々をお出迎えします。
前代未聞の神社と現代アートの饗宴をお見逃し無く。
戸越銀座商店街に来たら戸越八幡神社にも、戸越八幡神社に来たら戸越銀座商店街にも行ってみて下さい。
この夏ちょっと戸越八幡神社が熱い?!です。
◼️INFORMATION
“BUNNY FEVER!!! 戸越八幡神社 × MADBUNNY ”
開催期間:2023年7月1日(土)~2023年8月31日(木)
開催地:戸越八幡神社
住所:〒142-0041 東京都品川区戸越2丁目6−23
https://togoshihachiman.jp/
◼️ARTIST Profile
MADBUNNY®︎
1998年からアーティストとしてロンドン、ベルリン、パリに生活拠点を置き活動。ヨーロッパはもちろんアメリカや日本も含め世界各国からのオファーが絶えず、 2005年のロンドン初個展から今日までに、全世界で140箇所以上の個展を開催。自身がアートディレクションするアパレルブランドは25年目。アート、フォト、デザイン、アパレルのジャンルを超えた表現活動は今もなおアンダーグラウンドのまま。
・公式HP
http://www.madbunny.net/
・instagram
https://www.instagram.com/m_a_d_b_u_n_n_y/
◼️協力企業
株式会社神社仏閣オンライン
VENTO NUOVO代表・チーフデザイナー、撮影担当、よりみちとごし編集長
戸越銀座ウォーカー・しながわのガイドとして商店街と品川区周辺を散策しています
戸越銀座生まれ、戸越銀座育ち!
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