「戸越銀座おみやげプロジェクト」インタビュー第一弾！

去る3月20日に、子供服のTan Ton Tanさんで発売開始された「銀ちゃんKIDSロングTシャツ」。皆さんはもう、手に入れられましたか？　

戸越銀座商店街のアイドル、「銀ちゃん」こと「戸越銀次郎」がコロッケを手に踊る姿が、フロント・バックの両面にデザインされた愛らしいTシャツです。銀ちゃんが手に持つコロッケはもちろん、戸越銀座コロッケですよ！

この「銀ちゃんKIDSロングTシャツ」、じつは「戸越銀座おみやげプロジェクト」の第一弾として発表されました。企画・デザイン・制作もすべて戸越銀座商店街の皆さんの手によるものなんです。

「戸越銀座おみやげプロジェクト」の中心メンバーの皆様にお話を伺いました！

若い世代がほしくなるようなグッズを

「戸越銀座商店街って、広い商店街ですよね。広い戸越銀座商店街の〈おみやげ〉は、名物のコロッケをはじめとして魅力的なラインナップが揃っています。そんな既存の〈おみやげ〉に合わせて、若い世代向けのグッズもあったらいいよね、と思い立ったのがプロジェクトのはじまりです」

瀬尾商店の横地真理子さんはそう語ります。スタイリッシュな雰囲気の雑貨店の瀬尾商店さんでは、”戸越銀座周辺がもっと楽しくなるマップ「MOP!」” を発行されていたり、戸越銀座を若い世代の力で盛り上げていこうとなさっておいでです。

この春には、「MOP! vol.3」が発行されました。丁寧に作られた「MOP!」、そのデザインやイラストは横地さんの手によるもの。一軒一軒のお店のコメント、そして愛情のこもったイラストからは、横地さんの想いの深さが伝わってきます。戸越銀座周辺の54店舗が掲載の「MOP!vol.3」、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

じつは今回の「銀ちゃんKIDSロングTシャツ」のデザインを手がけられたのも、横地さんなんです。

コロッケを手に踊る銀ちゃん。

バックプリントも可愛らしいですね！

「Tシャツを作るにあたっては、みんなで考えました。元となるTシャツを選んでくださったのは、Tan Ton Tan の遠藤さんのご主人。とても柔らかく伸びのいい生地を選んでくださいました。デザインは私が担当して、シルクスクリーンでの印刷をしたのは近所のJESEEさんのお店です。戸越銀座商店街のみんなで作り上げました」

横地さんは、マスク越しの笑顔でそう語りました。戸越銀座商店街の若い世代のエネルギーが集まって作られた「銀ちゃんKIDSロングTシャツ」。その原動力となっているのが、横地さんの熱い想いなのかもしれません。

新しい〈戸越銀座ブランド〉を

「地元の人って、みんな戸越銀座のことが好きなんですよ。でも、友達と会ったりする時に、持っていきたい手土産って意外と見つからなくて……。『戸越銀座』っていう街を紹介するためにも、話題につながるようなおみやげがあるといいよね、っていうのも『戸越銀座おみやげプロジェクト』のスタート地点なんです」

手芸作家の山田由美さんは、そう語ります。Tan Ton Tanや瀬尾商店でもアクセサリーやバッグを販売しておいでの山田さん。今回もそのご縁でプロジェクトに参加されているそうです。

「マスコミに『食べ歩き』などで戸越銀座商店街が取り上げられるようになって、ここ数年で地元の外からの観光客の方も増えてきました。そして、戸越周辺にタワーマンションが建設されるようになって、若いファミリー層の方々が新しい住人として加わるように。そういう新しいエネルギーを感じると、今まで受け継いできたものも尊重した上で、私たちの世代も思わず欲しくなるような、新しい〈戸越銀座ブランド〉を提案していけたらいいな、って思うようになってきたんです。ようやく、その一歩を踏み出したところです」

山田さんは柔らかく微笑みました。